ボンバケーション後の、うなだれて、
通勤される皆様の背中が愛おしゅうございます笑
勝手に大反響と思っている、美容師としての生き方、
vol.3まで来ました笑
独立する前のお店の事を書こうかと。
憧れの天神、大名で挫折し、
徨う事1ヵ月。
その時の住まいから歩いて行ける距離がいいと思いましたが、
すべて不合格。
チャリでフラフラ、ここどこよ?
聞いたこともない場所。
いやー、ここはないでしょと思いましたが、
スタッフ募集が、目に飛び込んできた。
新しそうなお店、
入ると、真新しい木の香り。
美容師がしたいんです。
履歴書も持たず、志しだけ持参。
後日履歴書持ってきて、そして、
明日から1週間だけお店に来て。
美容師から離れていた、1ヵ月。
ただお仕事を見ているだけで幸せでした。
1週間後、合格を貰い、ここに10年近く居ました。
オーナーと、言い合いになる事は山ほど。
若かったなーと思います。
しかし、オーナーは
あなたはいずれ独立し、
お店を持つから、
お店の事は任せたわ。
お金の管理も、全て。
私は数字を見て、
次を決めるから。
若輩者に任せていいのか?
大丈夫なのか?
まー、山ほど言われましたねー笑
その度に頭を下げ、
畜生と食いしばる。
3年程した頃、
スタッフがいっぺんに辞めた。
オーナーと2人きりになった。
残ってくれてありがとう。
バチッとその瞬間、スイッチが入ったのを憶えています。
もう逃げたくなかった、
この店を立て直そうと。
僕が支えないとと。
試行錯誤しましたが、
結論が、目の前のお客様を大切に。でした。
伸び悩む事があれば、また見直そう。
細かい所を。
カットとかではなくて、
身の回りの整理整頓、
作法、
立ち振る舞い、
全てにおいて気をつける。
技術はやればやるほど上手くなるから。
それ以外の事を気をつける。
オーナーは、
美容師
としてではなく、

として僕を成長させてくれました。
箸の持ち方、
トイレの使い方、
水滴の残し、、。
挙げれば切りがないですが、
’人として当たり前’
を叩き込んでくださいました。
感謝の言葉しか有り得ません。
意気揚々と独立するなんて言ったけど、
辞める時に1人で1日かけて、
お店を掃除しました。
卒業の答辞を込めて。
目標を貼り付けたロッカー。
日々過ごしたフィールド。
お金が合わないと叫んだレジ。
怒られたバックヤード。
床に落ちてたカラー剤の跡。
歴史は刻まれたかな。
お客様との思い出が一気に溢れ、泣いたのを憶えています。
ここからが人生の第2章。
独立の始まりです。