師匠大悟氏
(写真はブログより引用)
美容師でなくなった僕は、
2、3日考えた挙句、
やっぱり美容師がしたい!
ってことで就職活動を始めた。
どこに行っても、前勤めてた所の名前を出すと、
あー、知り合いだよー!
って感じで、美容業界の狭さを初めて知った。
てことは、またどこかで会うんじゃないか?
そう思うと、合わせる顔がないなぁ、、、。
むしろ会ってしまったら、
なんて話そうとか、
すれ違うのも怖いから、
街中に出るのも辞めよう。
(実際見かけたらマジで隠れたり、逃げてました笑)
そんなことばかり考えていた。
無事再就職し、
月日は流れ、
5年という月日が流れていた。
師匠がお店を出したと
mixiでみた。
(当時はFacebookもInstagramもLINEもなかったです。)
メールしてみようかな。。。
てか、メールアドレス変わってるやろ?
と思いながら、
メールしました。
大悟さん、お久しぶりです!
野間口です!
お店オープンおめでとうございます!
遊びに行ってもいいですか?
好きな人に初めてメールした感覚だった。笑
返事を待つ。
携帯の前で正座して待つ。
!!
返ってきたー!!!
開くのもドキドキしながら、、、
おー!野間!
ありがと!
遊びおいでー!
。。。
考えすぎてたのは僕だけだった。
そして、とうとう、
5年ぶりの再会。
すごく大きな美容室で、
沢山スタッフがいて、
って言うのを想像していた。
住所通り行くと、
ん?!
ここ??
ん?!
本当?!
やっぱりそこだった。
古いビルの奥の一部屋。
ちっちゃい美容室。
しかもお1人だ。
お久しぶりです!
色々と申し訳なかったです!
色々考えた挙句出た言葉だ。
うん!元気そうでよかったし、
美容師続けてるならよかったよ!
泣きそうになった。
今日はチョット時間があるから話そう。
そう仰ってくださいました。
えー!そうだったの?
マジですか?!
今はとても煌びやかで、
華やかな人生を歩んでいらっしゃいますが、
とてつもなく苦労され、
とてつもなく努力され、
それで今のご活躍がある訳です。
野間、やるなら(美容室出すなら)
一人でやれ。
これからその時代が必ずくる。
そして、お前はマニアックになれ。
上手いかどうか分からんけど、
髪の医者になれ。

特価するものを生むんだ。
(師匠はマジで先見の目が鋭いです)
師匠はこの頃から
”モテ髪師”を名乗っていた。
名刺にも書いてあった。
肩書きがオーナーではなく、
モテ髪師だ。
全ては有名になるため。
そう仰っていました。
僕もオープンする時は、
一人でやろうって決めたのも、
この日でした。
よく連絡を取るようになり、
師匠が話したりする講演は聞きに行った。
更に月日は流れ、
僕も自分の城を持つことになった。
オープンおめでと!いい店やん!
これからが更に師匠と仰ぐきっかけとなる。
この人に追いつかなくても、
何を考えてるのかもっと知りたい、
それだけでした。